【無職転生】始めから最終回までのあらすじをネタバレも含めて一気に解説！

無職転生は、元々は無職でニートの主人公が転生した第2の人生を描いたファンタジー小説です。

原作はすでに完結していますが、人気があるので次々と漫画化やアニメ化されています。

アニメの第2クールも2021年10月3日から開始しました。

無職転生は主人公の成長に合わせて、それぞれ幼少期や青少年期、青年期そして最終章と分かれているのが特徴です。

興味はあるけれども、全部読むのは時間もかかるし少し面倒くさいという人の為に、これらの期をネタバレも含めて一気に解説していきます。

ちなみに原作は、約280万字あり1分間に500文字読めるとすると5,600分（約94時間）で読みきれます。

小説家になろうの原作はこちら

幼少期のあらすじ

34歳で無職、ニートで引きこもり生活をしていた主人公は、ある日トラックに轢かれて死亡してしまいます。

気づくと中世ヨーロッパを思わせる異世界で、赤ちゃんとして転生していました。

名前はルーデウス・グレイラット、彼は次こそ立派に生きると決意します。

小さい頃から沢山の本を読み魔法の練習も積んでいきます。

それを見た両親は才能があると思い、魔法の家庭教師としてロキシー・ミグルディアを呼び寄せました。

その後2人の妹も出来、魔法の修行も終えたルーデウスは、大きくなるにつれ自分の成長に悩みを感じるようになります。

そこで友人で美少女のシルフィエットと共に魔法大学へ通いたいと父パウロに相談しますが、父はそれを許さず城塞都市ロアへ送り込まれてしまいました。

ルーデウスはそこで魔法学校の入学金を稼ぐ為に、お嬢様でありながら暴力的なエリス・ボレアス・グレイラットの家庭教師として働く事になります。

しばらくして仲良くなった2人はエリスの護衛剣士であるギレーヌと3人で荒野にいました。

すると突然空から伸びた光に飲み込まれてしまいます。

そして3人を含むフィットア領は謎の災害に巻き込まれてしまいます。

夢の中で人神と名乗るものから「目覚めたら近くにいる男を頼り、助けなさい」との助言を受けたルーデウスは、魔大陸で目覚めた時に近くにいたスペルド族のルイジェルドを助言通り助ける事にします。

何とか魔大陸から脱出をしようと試みるルーデウス一行は、ようやく港町ウェンポートに到着し、そこから船に乗りミリス大陸へ上陸して父と再開します。

そこでフィットア領が消滅してしまった事、大量の被害者が出た事、さらに移転した人達が奴隷にされた事を知ります。父はその奴隷にされた人達を開放する運動を行っていました。

フィットア領が草原になっても、ルーデウスは行き先を変える事はしませんでした。

何故ならエリスを無事に送り届けるという強い思いがあったからです。

その後道中でオルステッドという人物と交戦しながら、何とかフィットア領に戻った一行ですが、そこで護衛剣士ギレーヌからエリスの両親と祖父が死亡したという事を聞かされます。

落ち込みながらもルーデウスの役に立ちたいと考えたエリスは、ギレーヌと一緒に旅に出る事になります。

青少年期のあらすじ

フィットア領土が消滅してから5年後、ルーデウスは母ゼニスが見つかったという情報が入ります。

さらに魔法大学からの推薦状も届き、受験で模擬試合をする事になったのですが、戦ったその少年は幼馴染であるシルフィでした。

魔法大学に入学したルーデウスは、そこでオルステッドと一緒にいた少女とも再会します。

少女はナナホシ・シズカといい、主人公と同じ現代日本から移転してきた人物でした。

シズカは日本へ帰る方法がないか研究をしていて、一緒に帰ろうと誘いますがルーデウスは拒否します。

それでもシズカが帰還出来るように協力すると約束をしました。

その後ルーデウスはシルフィと結婚します。

そして幸せな生活を送っていたある日、父から危険なベガリット大陸へ行くので、妹達を預かって欲しいと手紙が来ました。

父の言う事を聞き、妹達の願いも叶えてあげます。

それからしばらくして再び父から救援要請の手紙が送られてきた為、妊娠中のシルフィをおいてルーデウスは父の仲間エリナリーゼとベガリット大陸へ向かう事にしました。

父がいる迷宮都市ラパンへ到着したルーデウス一行。

父から迷宮区最奥に母が囚われており、しかも一緒に探索していたロキシーともはぐれている事を聞かされます。

その後ロキシーを発見し、共に迷宮区最奥へたどり着き、番人ヒュドラを倒し母を救い出す事に成功します。

しかし母はすでに廃人と化しており、父も戦死してしまいました。

落ち込むルーデウスをロキシーは慰め、そして自身の恋心も明かすと、ルーデウスは彼女を第二の妻として迎える事にします。

青年期のあらすじ

日常に戻ったルーデウスは、シルフィが生んだ娘をルーシーと名付けました。

その後シズカの研究も進み、ある日再び人神から助言を受け動こうとルーデウスは考えていました。

しかしその時、未来から来た自分に人神はオルステッドとルーデウスを危険視していて、言う通りにしたら悲劇が起こると忠告を受けます。

人神はルーデウスの家族を危険にさらさない代わりにオルステッドの殺害を要求してきました。

ルーデウスは自分の家族を守る為にオルステッドに戦いを挑みますが敗れてしまい、オルステッドの配下に降ることになります。

ルーデウスはオルステッドから、人神がルーデウスの持つ運命力と自分が持つ未来視の力を利用して、人神の都合の良い未来に作り変えようとしている事を聞きます。

そしてルーデウスはオルステッドと共に魔人ラプラスや人神の野望をくい止める事を決意しました。

それから第二の妻ロキシーは娘のララを出産し、魔法大学を卒業したルーデウスは人神の使途を倒す為、各国の国王や魔王に協力の要請を行います。

一方シズカもついに異世界転生装置を完成させます。

シズカは「魔人ラプラスや人神との戦いが終わった80年後に、現代日本から来た人間を元の世界へと戻す」事が使命と考え、ペルギウスに頼んで時間停止の魔法をかけてもらう事にしました。

そしてストーリーはいよいよ佳境に入っていくのですが、ここからはラストのネタバレも含まれます。

人神の使徒がビヘイリル王国にいると知ったルーデウスは、そこへ向かい使途である冥王ビタを倒します。

それから10年後、ルーデウスはかつて自分が死亡した時と同じ34歳になっていました。

久しぶりに父の墓を訪ね、今までの戦いを振り返ります。

ビヘイリル王国での戦い後、人神の動きはなく、このまま平穏な人生が続けばよいと考えていました。

そして、そこからさらに何事もなく年月は経ち、ルーデウスは74歳で老衰により亡くなります。

死後の世界でルーデウスは久々に人神と相対します。

ルーデウスは自分の子孫達が人神に負ける姿をかつて夢で見ていました。

人神はルーデウスを嫌っているようでしたが、ルーデウスは今までの戦いによる充実感から人神を嫌いになる事は出来ません。

ラストの結末はルーデウスが人神の横を通り過ぎ、まっすぐと前を向いて歩いていき終わりを迎えます。

これが、無職転生の最初から最後までのおおまかなあらすじです。

無職転生は面白いので興味のある方は是非一読を

無職転生は、ニートで無職のまま死んでしまった34歳のおじさんが、転生した場所で奮闘するファンタジー小説です。

ストーリーはそれぞれ成長に合わせて幼少期から青少年期、青年期そして最終章と別れているので読みやすいです。

また登場人物も魅力的で、ラストの意外性も今までにはなく、さらに読後感も悪くないので、興味がある人は小説だけでなく漫画やアニメもチェックしてみてはいかがでしょうか。